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■ シンプル・イズ・ベスト?

答えはNO!

だって住宅こそ外部空間が内部空間に及ぼす影響が最も多い建物だからです。
また、住まいやすさ、使いやすさ、明るさと言った内部空間が、そのまま外部構成に深く関わることも否定できません。
太陽の動きに合わせた窓の位置、屋根の傾き、部屋からの眺望などを考慮した設計は外部デザインを決定する大きな要因にもなります。
さらに、四季の豊かな日本の風土に沿った設計が、古来日本の住宅の基本を形作ってきたことも忘れるわけにはいきません。

深い軒の出や、切り取られた中庭、縦横に連続する窓など、住宅の形は四角い箱には中々納まりきれません。


■ カッコいい(スタイリッシュ)?

答えはNO!

カッコいいってモダン? いや、北欧風? 南欧風?
そんな巧妙なレトリックに騙されてはなりません。
「住まう」と言うことは「生活をする」と言うこと、これには明(表)と暗(裏)があります。
そんな生活を第一に考えた間取りは、カッコよさより重要です。
きちんとデザインされた設計はそれがけで十分絵になります。
求めるものは「カッコいい生活」であって、その演出を手助けする入れ物こそが住宅設計の基本ではないかと思います。


■ 設計・施工一貫?

答えはNO!

ハウスメーカー、建設会社(工務店)、その他意味不明のキャッチフレーズだけの会社に住宅を頼むことは、設計施工が一緒だから、間違いないし、楽だし、何より安く済むと勘違いしている人は多いと思われます。

ゼネコンと言う設計と施工を同じ組織で行う習慣は世界広しとは言え日本独特のものです。それは(特に住宅を建てるに当たって)大工の棟梁制度というものが長い間脈脈と受け継がれてきたことに由来します。

しかし、現在この棟梁制度に近い形で家を建てる施主はほとんどいなくなりました。
その結果、設計、施工のすべてを自ら行うことのない住宅会社(いわゆる「ピンはねや」に近いと言っても過言でありません)がその多くを握っているのが実態です。モデルハウスでイメージを売り込み、それをすべて自社の管理で施工する、こんなことでは第2、第3の姉歯事件を作ってしまうだけです。

たかが住宅とは言え、人生にそう何度もあるわけではない大きな買い物です。
建築家は単に設計図を描くだけではなく、常に施主の立場(代理人的)で、自らのデザイン(設計と言う意味です)を具現化するべく監理、指導をします。それは、ものづくりの作家であると言う自らに課した役目を果たすためでもあるのです。
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